ノスタルジックな奈良の旅 その3
日本で唯一と言える宗教都市
天理市
市の名前が教団から来てるだけあって
天理本通り商店街
天理本通りは、天理教教会本部の門前町通りとして、また古人の世界につながる山の辺の道へのエントリーロードとして全国各所から多数の来街者をお迎えしております。
駅前のアーケードを通るだけで宗教都市を満喫できます。
天理教には節目節目で本部に参拝するおぢばがえりという行事があり
市の中心部には
全国津々浦々な教会の信者さんが寝泊まりする詰所が点在するため
アーケード内では
酒屋さんは御神酒を売り
雑貨屋さんではローソクやお布施用の封筒を
書店では教義の本を売り
ていうか出版社もある。。。
呉服屋さんでは足袋などの小物やフォーマルウェアと
おぢばがえりな信者さんの需要を満たせるようになってます。
移動の手配は
昨年中小企業に没落した自称業界最大手が担うぐらいです。
コロナな移動自粛要請のお陰でここ2年は
帰ってくる信者さんがめっきり減ったそうですが、それでも
田舎県の県庁所在地で
周辺の再開発に取り残されてくすぶるポンコツアーケード街よりは人の往来も多く、活気もありました。
あと、天理駅から
教団本部まで続く約1kmにもわたるアーケード内のそこそこな数のトイレが
天理市総人口の約4割を占める信者さんのお陰でどこもキレイだったのも印象的でした。
駅周辺の一等地は教団の土地故、市に固定資産税は入らないものの
最盛期には40億もの額を寄付し、寄付金を基に市がインフラや住民サービスを整えてきたという
まさに信心が街を作ってきた歴史を感じたところで良い時間になってきたので
お昼ご飯を食べに行きます。