富山県の北部に位置する富山湾は


日本海に生息する魚介類800種類のうち500種類が獲れる「天然のいけす」と言われており、道の駅なお店にもこれまで



そんじょそこらの魚屋さんではお目にかかれないブツが入ってきました。
が、今年は特に
夏がクソ暑すぎたせいか珍しいブツの入荷頻度が高いようです。
まずは、


ブリな顔して中身はアジなツムブリ


見た目はこんなですが



バラしていくとやっぱりアジです。


食べてみてもお味はそこはかとなくアジな魚でした。
お次は日本海では超レアな


カツオ


本来、東シナ海や太平洋をビュンビュン泳いでるのに
間違って日本海にやってきたカツオは迷いガツオと呼ばれ
その希少性もあって高値で取引されるのですが
今シーズンは水揚げが多いせいかお手頃価格で出回ってるようです。
当の本人は暖かい黒潮に乗って泳いでるはずが
気づけば冷たい海流で揉まれたせいか







身にはしっかり脂を蓄えてました。
で、


庄川峡が遅めの紅葉に彩られ


お鍋が美味しくなる時期には


カマスサワラが入荷
南の島に居たころには散々見てきましたが
富山湾で獲れたのは初めて見ました。
当店でも普段販売してる


サワラ(鰆)はサバの仲間
カマスサワラはマグロの仲間
似て非なる魚なのです。
で、このカマスサワラ、マグロの仲間と言うだけあって




バラした身質は


サス(カジキマグロ)のようでした。
いつもお世話になってる虎徹な居酒屋さんでも扱うのは初めてだったそうですが
そこはさすがの技術力で



炙りとシースーで美味しくいただく一方で
コチラでは


身質がサスゆえの昆布締めと



ヅケ丼で美味しくいただきました。
と、秋の紅葉シーズンの繁忙期が悉く雨に祟られて
若干やさぐれ気味な今日この頃ですが
珍しいモノもしっかり美味しくいただいて
冬に備えれればと思うのです。